こんな人におすすめの記事
- 「エイリアンステージ」を知っている人
- 詳しくは知らないけれど興味はある人
- 「エイリアンステージ」の考察を探している人
- KーPOPが好きな人
- アニメが好きな人
この記事を書いた人
はじめまして!ブログ運営者のしおりです。
YouTubeでたまたまおすすめにでてきた「エイリアンステージ」の動画を見て、そのアニメーションと音楽に心を奪われました。
アニメ好き、KーPOP好きなので、「いったいこれはどんな物語なんだろう」と気になって仕方ありませんでした。
「エイリアンステージ」のMVを何度も見返して、X(Twitter)のアカウントの情報も翻訳しながら収集しました。
この記事は、こんな私が独自の目線で「エイリアンステージ」について考察する記事です。
この記事はVIVINOSさんのYouTubeチャンネルで公開されているROUND6までの考察なのでご注意ください。
「エイリアンステージ」とは?
コンテンツの内容
「エイリアンステージ」は韓国の制作チームによる音楽で紡がれるアニメーションです。
英語では「ALIEN STAGE」と表記します。
魅力的な映像と、さまざまな音楽ジャンル、キャラクターたちの歌声、楽しめる要素がたくさんあります。
日本語版の公式サイトがあるので、リンクを貼っておきます。
https://alienstage_jp.creatorlink.net/
セゲインと呼ばれる侵略者に支配されてペットとして生きる人間たちが、エイリアンステージという命をかけた音楽サバイバル番組に出演することで進んでいくストーリーです。
ディレクターであるVIVINOSさんのYouTubeチャンネルではMVを公開しているので、ストーリー展開はそこからわかります。
最初のMVがYouTubeに投稿されたのは2022年9月7日です。
日本語字幕にも対応しているため、日本人でも楽しめるコンテンツです。
キャラクター
以下のキャラクター情報は、上記で紹介した公式サイトやX(Twitter)の情報、Patreonの無料で閲覧できる記事を参照しています。
ミジ(MIZI)
年齢:22歳
ピンクの長い髪が印象的な女性。歌うことが好き。
明るい性格をしている。
一番の仲良しはスア。
スア(SUA)
年齢:23歳
黒髪ショートの女性。歌うことが好き。
落ち着いた性格で、真面目。
一番の仲良しはミジ。
ティル(TILL)
年齢:21歳
灰色の髪色をした青年。作曲が好き。
芸術的なセンスがあるが、反抗的で問題児。
ミジが好き。
イヴァン(IVAN)
年齢:22歳
短い黒髪の青年。古典文学が好き。
従順でおとなしい性格。
ティルに対して何らかの感情がある。
ルカ(LUKA)
年齢:30歳
金髪の青年。ミステリアス。指先が紫色。
前回のエイリアンステージ優勝者。
ヒョナとは何か因縁がありそうだ。
ヒョナ(HYUNA)
年齢:27歳
茶髪でロングヘアの女性。侵略者に反抗するテロリスト。
おそらく片足が義足。弟がいる。
ルカとは何か因縁がありそうだ。
ミジ、スア、ティル、イヴァンの4人は、同じ時期に音楽専門幼稚園(アナクトガーデン)で教育を受けているため、幼馴染です。
彼らにはそれぞれ主人となる侵略者セゲインがいますが、ヒョナはテロリストなのでセゲインの支配から逃れています。
考察
ここからは考察です。
YouTubeのMV、X(Twitter)の投稿、Patreonの無料で閲覧できる記事を参照して考察しています。
「エイリアンステージ」の世界観について
侵略者セゲインによって植民地化した地球が舞台なので、とても近未来的な世界観です。
セゲインは、宇宙人という認識だと思います。
植民地になってから何年もたっているのか、人間はセゲインの支配に対して疑問を持っていないように見えます。
人間ペットの扱いは、主となるセゲインによって違うのかもしれません。
「おとなしく従っていれば、大事に育ててもらえる」というような印象です。私たちがペットを飼うように、単純に愛情をもって育てている場合もあるかもしれません。
ただ、ヒョナのようなテロリストやティルのような反抗的な人間もいるので、厳しく育てられてひどい扱いを受けた人間もたくさんいるようです。
MVを見ていると、人間ペットには首輪がついているのがわかります。拘束の道具というより、誰が誰の人間ペットなのかというIDのようなものだと思っています。
音楽サバイバル番組エイリアンステージについて
このエイリアンステージというサバイバル番組は、セゲインにとって人気の番組のようです。
サバイバル番組で優勝した人間ペットの主人は、名声を得ることになると思います。そのため、アナクトガーデンという音楽専門幼稚園があり、セゲインはそこで自分の人間ペットに音楽の教育をさせています。
また、人間ペットにとってもこの番組に出演することは名誉なことです。歌が好きで仲良しなミジとスアは、2人で出演できることにとても喜んでいました。
この番組には予選があるようで、とても狭き門だと考えられます。
サバイバルはトーナメント方式です。1VS1で対戦して、得点が高いほうが勝ちです。命をかけたサバイバルなので、負ければ残酷な現実が待っています。
この残酷性が、「人間はあくまでペットなんだ」と思わせる要素だと感じました。
MVで初めてその映像を見たときは、胸が張り裂ける思いでした。
どのキャラクターも、歌にそれぞれの気持ちが込められているので、一戦一戦に目も耳も離せません!
もしかしたら、「エイリアンステージ」の世界観には音楽番組以外にもさまざまなサバイバル番組があるのかもしれませんね!
ROUND1 ミジVSスア 「MY CLEMATIS」
第1戦目はミジVSスアです。これが「エイリアンステージ」の最初のMVです。
そのため、この動画である程度の世界観がつかめます。
結果は、わずか1点差でミジが勝ちました。
ミジとスアはとても仲良しで、MV内でもアナクトガーデンで一緒に過ごす2人が描かれています。歌うことも好きなので、2人ともエイリアンステージという舞台で楽しそうに歌っています。
このMVで歌われている曲は、「MY CLEMATIS」というタイトルです。
クレマチスの花言葉には、「精神の美」「旅人の喜び」などがあります。「精神の美」は、どこか神聖な雰囲気があるこの曲のイメージにピッタリだと思います。「旅人の喜び」は、2人で歌うことに対する喜びを表しているように感じます。
この曲の歌詞から、ミジとスアがお互いを神様のような存在に感じていると推測できます。
ミジはスアの歌声が好きで、エイリアンステージに一緒に出演することが夢でした。ミジの主人であるセゲインは、人間ペットを大事に育てるタイプで、ミジは純粋な心のまま育ったようでした。
そのため、ミジはエイリアンステージの「命をかけたサバイバル」という部分を、深く意識していなかったように思えます。
スアが負けて目の前で倒れたので、ミジは「何が起こったのかわからない」というような顔をしていました。大切な親友を失った悲しみは、はかり知れません。
一方、スアはとても賢い女性です。上記のX(Twitter)の投稿を翻訳して推測したのですが、スアは利己的に行動するタイプだと思います。ただ、ミジと出会ったことにより「ミジに対しては自分を犠牲にすることをいとわない」と思うようになったのかもしれません。
ミジと同じように、エイリアンステージに一緒に出演したいと思っています。
スアはとても楽しそうに舞台で歌っていますが、賢いスアなら勝敗が決まったあとの展開を覚悟していたはずです。
このROUND1は、2人とも全力で楽しみながら戦ってミジが生き残ったということに間違はないと思います。
しかし、スアは「自分が負けると確信していた」、あるいは「負けるように調整した」という可能性もあるように感じました。
倒れているスアを見て放心状態になっているミジに首輪をつけるシーンがあることから、舞台上では首輪をはずしていることがわかります。
つまり、歌っているときの人間ペットは完全に自由ということです。それは、とても幸せな時間だと考えられます。
ROUND2 ティル 「Unknown(Till The End...)」
第2戦目はティルです。対戦相手はメインキャラクターではないようなので、説明を省きます。
結果は、ティルが勝ちました。
ティルは他の出演者と違ってギターを弾きながら歌っています。曲も、おそらくティル自身が作曲したと考えられます。
MVでは、彼の首の装飾品にはコードのようなものがつながっています。彼自身が歌うために必要なのかもしれませんが、問題児である彼を拘束するためかもしれません。
ティルの曲は激しいロックでした。歌うことで感情を爆発させているようです。
MVを見れば、ティルがミジに恋をしていることがわかります。歌詞も、ラブソングのような印象です。
親友を失って傷心しているミジを、ティルはとても心配しているようです。
エイリアンステージで優勝することよりも、ミジのためにできることを探しているのかもしれません。
彼は主人であるセゲインに何度も反抗しては拘束されているようです。そんな彼が逃げなかったのは、やはりミジがいるからでしょう。
このROUND2でティルは、ミジのそばにいるために絶対に勝つ必要があったと思います。
そのため、意図的なのか感情が高ぶったからなのか明白ではありませんが、MVではギターを破壊するという過激なパフォーマンスをしています。
Patreonの記事によると、このギターは有名なギター型のセゲインだったらしくて生きている楽器でした。それを破壊したので、ティルが敗者になってもおかしくありませんでした。でも、ティルの突拍子もないパフォーマンスが評価されて勝つことができました。
MVの最後に、勝者であるティルは乱暴に取り押さえられているので、余計に監視が厳しくなるような気がします。
ROUND3 イヴァン 「Black Sorrow」
第3戦目はイヴァンです。対戦相手はメインキャラクターではないようなので、説明を省きます。
結果は、イヴァンが勝ちました。
ROUND3の曲、「Black Sorrow」は悲しい曲調ではありますが、サビではイヴァンの力強い歌声が響き渡ります。
イヴァンはあまり良い環境で育っていないようで、ペットとして主人に従順だったようです。
不思議なことに、MVのアナクトガーデンのシーンでイヴァンは首輪をつけていません。それほどイヴァンが従順だったのかもしれません。
アナクトガーデンでは教育以外に遊ぶことも義務化されていたので、イヴァンは遊びの時間はティルたちと遊んでいました。
個人的には、イヴァンは本当は陰の部分が強い性格で、主人に目を付けられないように猫をかぶっているという印象があります。
そのため、この遊びの時間でも、イヴァンが本心で「楽しい」と思っているとは考えにくいです。
しかし、MVでイヴァンはティルをよく見ているということがわかります。
MVの最初で、幼いイヴァンが夜に浮かぶ星を眺めるシーンがあります。このことから、イヴァンにとってティルは「きれいで手に入れたいけれど、絶対に手が届かない存在」というように考えられます。
ティルの「セゲインに対する反抗心」と「ミジに対する愛情」は、イヴァンにはないものなので、理解できないのと同時に憧れているのだと思います。
ROUND5 ルカVSミジ 「RULER OF MY HEART」
第5戦目はルカVSミジです。順番に考察するなら第4戦目になるはずですが、ルカが圧勝したようで第4戦目のMVはありません。
結果は、ルカが勝ちました。
ルカはとてもミステリアスなキャラクターなので、このMVでもわかることが少なかったです。
ただ、ルカは前回のエイリアンステージで優勝しているので、圧倒的な歌唱を披露していました。
曲のタイトルは「RULER OF MY HEART」です。大人で魅惑的な曲です。
ルカはミジを闇に誘っているような歌い方をしていました。ミジは親友であるスアを失っているため、ときどきルカがスアに見えているようなシーンもありました。
ミジはそんなルカのことを、怖がっているように歌っていました。
しかし、スアの幻覚を見ることに耐えられなくなったのか、ミジはルカに襲いかかって殴り続けます。
このとき、ミジにはルカに対する怒りもあったと思いますが、何もできなかった自分自身にも怒っていたんだと思います。
ルカの歌声には、負の感情を爆発させるような魅力があるのかもしれません。
ミジは取り押さえられて、スアと同じ末路をたどるはずでしたが、MVの最後にヒョナが登場します。
ヒョナはルカと一瞬だけ視線をあわせると、ミジを連れて姿を消しました。おそらくミジを助けたんだと思います。
ルカの表情はヒョナを見ても何も変わりませんでした。
ただ、視線をあわせたことからやはりこの2人の間には何かあるんだと感じました。
「ALL-in」 ヒョナ
このMVは、セゲインに対抗するテロリスト側の曲です。
曲のタイトルは「ALL-in」です。とても疾走感のあるかっこいい曲です。
爆弾で吹き飛ばしたり仲間たちの前で歌ったり、ヒョナはとても破天荒な性格をしているとわかります。
ROUND5で助けてもらったミジも登場しますが、ヒョナに振り回されているようです。
おそらくミジは、「スアはもういないのに、自分はこのまま生きていてもいいのか」と考えていると思います。
しかし、ヒョナが危険なときに、ミジがヒョナを助けるシーンがあります。
そのときミジは、スアを救えなかった後悔から「今度こそ救ってみせる」と思ったのかもしれません。ヒョナや仲間の抗う姿を見て、ミジも生き抜こうとする決心がついたように見えました。
このMVには、ヒョナとルカのアナクトガーデンでのシーンもありました。2人は同じ時期に教育を受けていたようです。
このX(Twitter)の投稿を翻訳して推測したのですが、ルカは無意識にヒョナに対して恋愛感情を抱いており、独占したいと思っているのかもしれません。
それが無意識だと感じるのは、ルカには喜怒哀楽の感情が抜けているように思ったからです。実際、ROUND5でミジに殴られたとき、彼は何も反応しませんでした。少し怖いです。
MVで、ヒョナの弟とルカが血を流して倒れているシーンがあります。ヒョナの弟は意識がないようでした。
しかし、ルカは腕を抑えて痛みに耐えながら珍しく笑っていました。どんな経緯でそうなったかはわかりませんが、ヒョナの様子からルカに原因がありそうです。
さらに、このシーンでルカの指先が徐々に紫色になっているのがわかります。このときからルカの指先は紫色になってしまったのでしょうか。
ヒョナの片足が義足であることも、ルカと関係しているのかもしれません。
ただ、上記のX(Twitter)の投稿からヒョナとルカは普通に仲が良かったように見えるので、ヒョナがルカを恨んでいるとしても、2人がまた仲良く話している姿を見たいです。
ROUND6 イヴァンVSティル 「CURE」
第6戦目はイヴァンVSティルです。
結果は、ティルが勝ちました。
MVの最初で、ティルがセゲインに拘束されたり注射を打たれたりするシーンがあります。おそらく、ミジが行方不明になってしまったので、暴れまわったんでしょう。個人的には、薬には興奮を抑えたり思考を妨げたりする効果があると思っています。歌っているときのティルはどこかぼーっとしているように見えたので。
このX(Twitter)の投稿を翻訳して気付いたのですが、イヴァンは、「自分とスアは似ている」と思っていたようです。
ROUND1の考察で、スアは利己的だと言いましたが、自分のために主人に従順なイヴァンも利己的だと思います。
ただ、スアには大切なミジがいるので、「やっぱり自分とスアは違うのか」と考え直したようです。
MVで、イヴァンはティルに口付けをしていますが、恋愛感情というよりも「覚悟を決めた別れの口づけ」というような気がします。
口づけのあとに、イヴァンはティルの首をしめています。このことから、イヴァンは「歌うことを放棄して自分が負けること」と、「自分でティルに手をかけること」ですべてを終わらせる覚悟をしていたと考えられます。
ミジのことで苦しむティルのためだと思いますが、最終的にイヴァンはティルの首から手を放しています。本当はティルに生きてほしかったのでしょう。
X(Twitter)の投稿の翻訳が正しければ、イヴァンは「自分の行動が自分らしくない」ことを理解していたようです。つまり、「自分よりも他人を優先するような行動は、利己的な自分とはかけ離れている」と感じていると思います。
また、私がイヴァンのティルへの感情が恋愛感情ではないと感じたのは、イヴァンがミジに嫉妬している様子がなかったからです。
イヴァンは「ティルに自分を見てほしい」という願いはあったと思いますが、「大切にされたい」わけではないので、嫉妬する必要がなかったのだと思います。
最後、イヴァンは優しく笑ってティルを見つめながら倒れます。このとき、2人はしっかりと目をあわせていたので、イヴァンの願いは叶ったと言えるでしょう。
ROUND6の曲のタイトルは「CURE」で、「治す」という意味があります。今回のROUNDで、イヴァンは「誰かのために行動すること」で心の穴を埋められました。ティルは傷心しているので「心の治療」が必要な状態でした。そのため、このタイトルはこの曲にピッタリだと思います。
曲が終わって、最後にミジとヒョナが登場します。エイリアンステージの会場に潜入していたのでしょうか。ヒョナが動けない状態のようです。もしかしたら、ミジはひとりで行動することになるかもしれませんね。
今後の展開
次のMVがあがるとすれば、「ルカVSティルのROUND7」か「ヒョナとミジのテロリスト側」の曲だと予想できます。それか、ROUND7のMVのなかにヒョナとミジのストーリーもいれるかもしれません。
個人的には、ROUND7はヒョナとミジの乱入で勝敗がつかずに混乱状態になると予想しています。ティルはミジが生きているとわかったら、歌うことを放棄して走りだしそうです。
ただ、ヒョナはケガをしているようなので、あまり動けないと思います。そんなヒョナをルカが発見するというような展開もおもしろいですよね。ヒョナとルカのデュエットソングがあればきいてみたいです。
ルカに関しては謎が多いので、行動が読めません。次のMVで彼のことが少しでもわかれば嬉しいです。
まだまだ明かされていないこともあるので、あと数本のMVがあがると予想しています。
これからの展開も楽しみです。
まとめ
以上が「エイリアンステージ」の考察です。
予想すればするほどおもしろいストーリーですね。残酷な世界観ではありますが、だからこそキャラクターの生きる様子が輝いていると思います。
ストーリーもおもしろいですが、それぞれのキャラクターの歌唱を担当するアーティストのみなさんもすてきです。キャラクターの感情を意識して歌っているのが伝わります。
物語としても音楽としても楽しめるすばらしいコンテンツですね。
みなさんも、「エイリアンステージ」について独自の考察をしてみてください!